すまいのプチ知識 !! 建具ってなんて読むの?? フラッシュドアってなに?? と ジワジワと人気の[バーンドア]って??
【すまいのプチ知識!! 建具(たてぐ)!? ドア?? 扉?? 戸??】
近年の建築で使用される資材(建材)の中で、最もデザインや色の種類が増え
飛躍的に意匠性が進化したのが[室内建具]かもしれませんね!!
前回のブログでシステムキッチンに使用されている扉のデザイン(構造)で
紹介した[框組]などのドアデザインからドアに組み込まれているガラス一つ
とってみても様々なご選択項目がご用意されております!!
(photo : ウェルリフォーム 中古住宅リフォーム施工例)
コチラのリフォームで使用した室内建具は、框組デザインに格子付のアンティークガラス仕様!!
(photo : ウェルリフォーム 木造戸建て住宅リフォーム リクシル パレット施工例)
コチラのお客様がご採用したガラスは、今人気のチェッカーガラスの仕様ですね!!
【すまいのプチ知識】
Q: 一般的には聞き慣れないコトバである[建具]って??
A: 読み方もちょっと難しい?? コレ、[たてぐ]って読むんです!!
建築業界では一般的に使用されている用語で、「窓(サッシ)」や「ドア」
「戸障子」、「襖」などのコトを指すんですね!!
ちょっと余談(脱線)ですが、
リフォーム会社様とお客様との会話の中で、その建具を代表する窓を指す
[アルミサッシ]なんて単語が出てくると思います!!
建築会社のスタッフも窓を指して[サッシ]なんて会話をしていますが
本来、英語でアルミサッシの[サッシュ(sash)]は、アルミ製の窓の枠のコト!!
つまり家自体に固定されている部分を本来はサッシって言うんです!!
お客様が毎日、通気や出入りで開閉しているガラスの付いた四角形の部分は
[(窓)障子(しょうじ)]と呼ぶんですね!!
この窓枠と窓障子が別れている背景にはコレもあるのかも!?
特に室内ドアなどの方がイメージしやすいかも知れませんが、
”本来(ん?? 以前??)”
昔は?? と言った方が良いのでしょうかね??
この様な仕切り戸(引違い戸)を建築で使用する際は、戸の枠にあたる壁に取り付けてある
縦の枠(左右ですね)や上側の溝のある[鴨居]、そして床に取り付けてある溝のある[敷居]
までは元来製作も取付施工も[大工さん]の仕事!!
ガラスの入った[障子]の製作から取付までを[建具師(建具屋)さん]が行っていたんです!!
さらに!!
同じ仕切り戸でも[襖]や[衝立(ついたて)]など、紙や布で仕立てる様になると
[表具師(ひょうぐし)]さんや[経師(きょうじ)]さんと呼ばれる専門のプロが
戸本体の製作を行っていたんです!!
この様に…[建具(たてぐ)]と呼ばれている仕切りの開閉部の扉は、大工工事範囲の[枠材]
そして、稼働させる窓部を[建具屋][表具師]の工事範囲の[障子]と
一つの[開口部]を造るのも専門の職人さんが別れていた面白い歴史もあるんです!!
但し…
昨今では、本格的な[日本建築]のお住まい造りなどを別にして、一般的な
住宅建築やリフォームで使用されている[建具]は、いわゆる建材メーカー
様が製作している新建材と呼ばれる規格品の[枠+戸(障子)]のセットの商品を
採用するケースがほとんどになってしまったんですね(汗)
【すまいのプチ知識 その②】
Q: [扉][ドア]そして[戸]には、コトバの使い分けがあるの??
A: 元来、全て[建具]になるのですが
日本の建具の歴史はココからスタートしているんです!!
[遣戸(やりど)]
古い寺社仏閣や神殿造りで採用されていた[引き戸(引違戸)]のコト!!
”日本のドアは、[引き戸(引違戸)]がスタートなんですね!!”
その本格的な寺社などの宮大工様の仕事であった[建具]が
一般的な住まい(ん??)の[部屋の仕切り開口]として採用され始めたのが
平安時代の[貴族たちのお住まい]から…なんてイメージですね!!
で、
あくまでも一般的な建築業界でのコトバの使い分けですが
[扉=ドア(door)]
壁に設置された縦枠とドアを繋ぐ[蝶番(ちょうばん)]と呼ばれる金具を軸に
弧を描いてドアが開閉する仕組みで使用するドアを一般的には指すコトバ!!
ちなみに、日本国内で部屋の出入口の開き戸の本格的な採用は、
明治時代に[洋式建築]が海外よりもたらされた時から!!
そして!!
[戸]
主に[戸(と)]と言うコトバは、あくまでも一般的な建築業界での傾向ですが
引き戸や引違い戸、折戸などに使用する傾向が多く、あまり扉(ドア)を指す
ケースは少ないのも傾向です!!
【すまいのプチ知識 その③】
Q : 「フラッシュ戸」ってなに??
A: 建築業界のあるある!?(恥) お客様とプロとの会話の中に、業界専門
用語が多く使用される特殊な業界…(泣)
実際にはお話をしているプロであるべき方も、分かって使用している
のかも疑問…(怒)
この[フラッシュ戸]という単語… 先日の打ち合わせ中にご年配の
建築会社監督様(他のリフォーム会社様)がお客様に羅列してリフォーム内容の
ご説明していたのですが…
コレって[あくまでも業界内用の…しかもちょっと昔の単語](怒)
多分、お聞きしているお客様は、[……??]だったでしょうね(泣)
ちなみに…
元来、西欧や北欧、北米で一般的に使用されていた[本来のドア(扉)]は
一枚の板から造られる[無垢ドア]や前回のブログでもお話しした[框組]
のドア!!
日本国内では、経済の[高度成長期]の[住宅ブーム]から大量生産に向いていて
尚且つ価格的にもリーズナブルで、無垢ドアの弱点である木の反り返りに強い
[フラッシュドア]と呼ばれる新建材のドアを主流として使用し始めるのですね!!
構造としては当然製造メーカーにより様々ですが、角材で縦桟や横桟を
組上げ長方形(方形)の枠材を造ります。
その骨組みを両面から合板などで接着したドアの総称ですね!!
そこに杢目などのデザインを施した[樹脂製シート]で化粧をするイメージ!!
ちなみに[フラッシュ(Flush)]とは、平面、平などの意味ですね!!
確かに無垢扉や框組などの凹凸と違い、まっ平のベニア板なのでかえって
スッキリしたデザインで仕上がるのも特徴です!!
生産コストも魅力ですが、昭和50年代まではあまり見られなかった
[シンプルデザイン]も当時数多くのお客様からご指示を受けて
一般化したドアなんですね!!
で!!
この様な生い立ちもあるのか、現代の[日本のお住まい]でもフラッシュドア構造を
使用した[シンプルデザインの開き戸]のご使用がまだまだ大半!!
(photo : ウェルリフォーム マンションリフォーム施工例)
その様な[室内建具]において
最近、特に”リフォーム”のお客様でこんな傾向もジワジワと…
コチラ… 実は(笑) ジューテックホームオフィスの2階のリフォーム
で設置した[ウッドワン社のピノアース 引き戸]
コチラも!!
2階の会議室の出入口で採用した同じくウッドワン社の[天然木 無垢の引き戸]
当社も… 我が家(オフィス)で使用したのは[引き戸](笑)
以前もこのブログでお伝えしました
”子どもたちは成長するのに、住まい(家)は成長しないんですね”
コレ…
新築でお住まいを建築されてから数十年!?(汗)
子どもたちも成長したり、新しく家族が増えたり、そして家族の中に介護を
必要とする方が出来たりなど、同じスペースであるはずなのに[手狭]に
感じたり、使用勝手が悪くなるコトは多くの方々が経験されていると思います。
開き戸は弧を描いて開閉するドアのスペースには、家具が置けなかったり
面する廊下が狭くなったり、リフォームで設置したい洗面台、エアコンなどが
ドアの開閉エリアに干渉してしまう事も…(泣)
その様なお客様に昨今、人気なリフォームアイテムが…
ジューテックホームのオフィスでも使用した[アウトセット引き戸]なんですね!!
ん?? アウトセット??
コレをご覧ください
一般的な引き戸は壁の厚みの中に稼働する扉を引き込むイメージ!!
実際には、引き戸を引き込む部分の壁を[薄い壁]に造りその空いた
スペースに扉をしまうんです!!
(photo : ウェルリフォーム アウトセット引き戸 施工例)
で、今回特にリフォームでお薦めしている[アウトセット引き戸]とは
壁に稼働用のレールを取り付けるコトで、そのレール上を扉が左右に
動く仕組みなんです!!
だから、既存(今現在)開き戸が設置されている部分を引き戸に変更する
リフォームでも、扉を引き込むスペースの[薄い壁]を製作する壁工事が
必要なく、比較的安価に引き戸へのリフォームが可能になるんです!!
ウェルリフォームでは[アウトセット引き戸]をご採用をお薦めしている
理由はこんなトコロもあるんですね!!
ちょっと意味が分からないなぁ…という方々は、お気軽に当社オフィス
2階まで実物を見にきてくださいね!!(笑)
そんな[アウトセット引き戸]…
コチラもジワジワと人気が来ているんです!!
[バーンドア]
(photo : ハウディー ショールーム)
ジューテックホームが輸入建材でお世話になっているハウディー社の
ショールームのリフォーム写真ですね!!(担当のK様 借りたよ(笑))
ちなみにリフォーム前(ビフォー)はコチラ
先ほどご説明しました開き戸の開口をそのまま利用した
引き戸へのリフォームですね!!
でも…
【すまいのプチ知識 その④】
Q : [バーンドア]って… アウトセット引き戸のこと??
A : 構造や仕組みは、アウトセットの引き戸ですね!!
[バーンドア]の特徴はココ!!
この無骨な… 存在感のある…
スライディングレールが、[バーンドア]のデザインの特徴なんですね!!
そもそも、[バーン]とは、英語で「納屋」のコト!!
だから??
西部劇にでも出てきそうな、この[男のインテリア]がジワジワ人気なんです!!
さらに、ハウディー社様のショールームのステキなコーディネートは…
廊下から見たドアは、荒々しいシャギーな木目の”男仕様”
その反面、お部屋から見たドアが… なんと真っ赤な塗装で1枚のドアを
塗り分けているんですね!!
コレ!! 個人的にお気に入り!!(爆)
その様な[輸入建材のプロ]であるハウディー社よりのご提案!!
落ち着いた空間デザインの中に、ウォールデコとしてのアンティークな塗装
と木目のドアの採用!!
さらに、コチラは敢えて落ち着いた空間に、そのイメージ通りの大人仕様のドア…
そこに[バーンドア用のスライディングレール]のみ、インパクトをフォーカス
させるインテリアコーディネート!!
さすがですね!! 輸入建材のプロ!!(笑)
お住まいのリフォームで輸入建材をご検討の方や[輸入住宅]にお住まい
でリフォームやメンテナンスをご検討の方々は
どうぞお気軽にウェルリフォームまでお問い合わせください!!
要予約制ですが輸入建材商社ハウディー社の建材展示場は、嬉しい…
ジューテックホームから車で約10分!!(笑)
いかがですか??
輸入住宅会社でもあり、住宅資材総合商社グループのジューテックホーム
のステキ・リフォーム [ウェルリフォーム]で、お住まいのお悩みや
輸入住宅ならではのリフォームを、そして!! ちょっと尖がったアイテムを
した使用したリフォーム!!etc
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BY 建材商社マン