建築用語の基礎知識!! 室内ドアの種類編 と知ってて楽しいプチ知識!!聖徳太子が造った!?現存の会社やトイレのドアだけ逆な理由!?

 

【いまさら…だけど知っておこう~!! ”室内ドアの用語集”】

 

 

 

戸 リフォーム

いきなりですが…

「室内ドア」と聞いて、この様な「戸」「襖」を思い浮かべる方々は現代では

もう少なくなってきているかもしれませんね!!

特にこのブログをお読みの方々はより一層少ないかもしれません(汗)

それでは!?

「室内建具(しつないたてぐ)」と聞くとどうですか??

「たてぐ(建具)??」

 

勝手なイメージですが、「建具(たてぐ)」と聞くと今度はコッチがイメージできない?

ガラス扉

 

 

現在、お住まい造りや大切なお住まいのリフォームをご検討中の方々や

これからご思案だから情報収集中という方々はお気づきかもしれませんが…

「建築用語」って種類も多くまた何を指しているのかよく分からない??

なんてコトありませんか??

 

実際に、”建築用語”はとっても数が多くて、尚且つ同じモノを指して様々な言い方が

混載しているんです!!

だから…

建築と建築資材のプロである我々も…

「ん?? それ何のこと??」

表情 不明

 

なんて思うこともたくさんあるんです!!

 

だから、まずお客様も営業スタッフや設計士よりのご説明の意味が分からなかったら、

必ずご納得がいくまで”まったく気兼ねなく”お問い合わせしてくださいね!!

そのモヤモヤがリフォームの失敗に繋がるケースも多いんです!

(photo : ジューテックホーム ウェルリフォーム打ち合わせ風景)

そして、

大切なリフォーム会社選びの一つの要素に、「リラックス」して問い合わせができる

リフォーム会社を選ぼう~も大切な理由に加えてください!!

 

 

 

【すまいのプチ知識】

 

 

今日のブログ冒頭の「室内ドア」と「建具(たてぐ)」も実際には同じモノを指す単語。

ちょっと一例ですが…

建具をインターネットで検索すると!?

要は、ドアのことなんですね。 ちなみに、玄関ドアも「出入口建具」なんて言い方をする

建築会社や職人さんもいらっしいます!

 

Q: どうして!?「建築用語」はこんな複雑な単語(名称)みたいな事になってしまったの??

A: 最も伝統と文化のある「業界」であり、尚且つ旧来より日本全国各地で

それぞれ違う歴史を育んできた業界だから…!? と個人的には思ってます!

 

とにかく

「建築業界」は日本の数ある様々な大きな業界の中でも特別に歴史が古いんです!!

コレ、ご存知ですか??

問題: 現存している企業で「日本で一番古い会社」はどこかご存知ですか??

答え:[金剛組(こんごうぐみ)]

(photo : 髙松建設HPより 金剛組本社ビル(大阪市天王寺区))

現在は大手ゼネコンの「髙松建設さん」のグループとなっておりますが、コチラの

株式会社金剛組が設立されたのが

「西暦578年」

四天王寺

コチラの「四天王寺(大阪府)」を建立するために組織された「建築会社」なんですね!

しかも…

この「金剛組」を組織して、百済より職人を呼び寄せたのが…このお方!!

「聖徳太子」

少徳太子

 

日本全国の企業の中で最も古い「会社」

聖徳太子が組織した歴史ある「金剛組」は、現代でも主に寺社仏閣の

修繕工事のプロ企業として現存しているんです!

その様な「会社」のある伝統業界で、その様な会社が各地に現存する独特の世界…

まぁ、その伝統ごとに「呼び方や名称が違う…」なんてことは仕方がないのかも!?

 

 

 

【すまいのプチ知識 その②】

 

 

その「ドア」「扉」「戸」など様々な呼び方のある「建具(たてぐ)」

旧来の日本家屋で主に採用されていた「板」で造られたドアを「板戸(いたど)

と呼び、その板戸の中でも江戸時代から昭和初期まで最も採用されていた扉の真ん中に

帯状の桟(さん)が設置されているデザインのドアを「帯戸(おびど)」などと呼ぶんです!

帯戸

 

さらに、コチラも昨今、人気復刻??ネオ日本建築のデザインで人気の「組子(くみこ)」が

混ぜられたタイプの帯戸を「組子帯戸(くみこおびど)」と呼ぶんです!

板戸

余談ですが…

組子(くみこ)」とはコレのこと!!

組子

昔から…日本の職人さんのレベルは凄かったんですね~!

 

 

 

【すまいのプチ知識 その③】

 

 

次の課題は…「ドアの基本的な種類と名称」です!

開き戸(ひらきど)

開き戸

 

この最も一般的な開閉ドアを「開き戸」と言うんです!!

リフォーム会社との打ち合わせの上で、このドアを採用する時に必ず出てくる

覚えておきたい大切な単語は「吊元(つりもと)」

イメージは「片開き扉の”冷蔵庫”」と一緒ですね。どっち側に開きますか??

を明確にする単語!!

「開き戸 吊元」の画像検索結果

 

但し冷蔵庫は原則、引っ張る方からしか稼働させませんが、お部屋の出入口ドアは

表裏の両方から使用するケースがほとんど!!

だから、ドアを引っ張る側から見て!!を基本に「右」「左」(蝶番側)を指定すること!!

と約束しているんですね!!

建築会社の説明やお見積もり書で、「右吊元」とか「左吊元」と表記があればコレのこと!

 

で、この「開き戸」で昨今のリフォームで特に出てくる機会の増えた種類のドアがこれら!?

親子ドア(オヤコドア)

親子ドア

玄関ドアなどでも多用されておりますが、大小の2種類のドア(親と子供)がセット

となって対のスタイルの観音扉スタイルのドアでリビングの出入口などで人気ですね!!

大きなサイズで見た目の高級感やガラスを使用して大きな採光も取り入れられるだけでなく

日頃は大きなサイズのドアを出入口として使用し、通常は鍵をかけている小さなサイズの

ドア(子)も必要に応じて一緒に開閉できるイメージですね!

 

ペットドア

「ペットドア」の画像検索結果

昨今のペット人気でこの子達が自由に部屋を移動できるドアも再流行しているんです!!

ちなみに、良くある質問で「引き戸のペットドア」のご希望を頂くのですが

ペット通過中の扉稼働の危険を考慮して大手メーカーは自主規制で制作していない

んですね!

 

トイレドア

(photo : トイレドア ウェルリフォーム施工例)

トイレ専用ドア??ちょっと不思議ですよね??

どうしてトイレだけ専用ドアがあるの??なんて思いませんか?

 

実際には「時代の流れ…」でして、現代では特にトイレ専用を必ず使用しないと

いけない訳ではないと思います!

でも、

現在でもトイレの扉だけに付ける(選択可)ものがコレ!

ライトスコープ

トイレの照明の消し忘れ防止の「灯り窓」機能ですね。 ただしコチラも昨今のトイレドア

もおしゃれに硝子入りデザインが用意され、また照明スイッチ自体が「ホタル機能(オンピカ)」

も用意されているので、必ず必要と言う訳ではないですね。

 

先ほど時代の流れ…と言いましたが、本来の「トイレ専用ドア」は幅が小さ目なんです!

トイレドア

従来狭い箇所に造られる事の多かったトイレルーム… トイレルームとしてのお部屋

も狭いこともありますが開き戸ならではの開閉範囲も出来る限り小さくしたい…

また、サイズの問題だけでなく従来のトイレドアには、「臭気対策」用の換気口(ガラリ)

が設置されているドアがトイレ用ドアの一般的だったんですね。

トイレドア

 

ココで…??

「あれ??」

 

皆さまのお住まいも一度ご確認してみてください!!

リビングや寝室、子ども部屋への出入口の「開き戸」は、廊下からお部屋の中に

扉を押して入る開き方ですよね? これを「内開き」と呼ぶんです!

コレの理由は大きく2つなんです!!

廊下はお部屋より狭いのでドアを開ける度に体をねじってドアを避けなくては

ならない動作が難しいからと急にドアを開けられると狭い廊下では逃げ場がなく…

こんな構図の事故が起こってしまうからなんですね!!

トイレドア

あれ??

でもどうして「トイレのドア」は現代でも廊下側に押し開く「外開き」なの??

は、コチラへの対処の為なんです!

トイレドア

従来よりトイレは「家の中で危険が多いエリア」なんです。

古い家ですと北側の室温の低いエリアに造られがちでもあり、またいきむことより

ご高齢の方々が脳卒中等で倒れてしまう頻度が高いんです!

そこで、トイレの中で意識を失われてしまった時に「内開き」だと救助に困難を

きたすことがあるんですね!

現代でもバリアフリーの意識の高まりよりトイレ内での補助活動をより行い

安くすることや車いすの使用検討より「外開き」または「引き戸」が推奨されて

いるんです。

 

 

引き戸(ひきど)

引き戸

日本人には比較的慣れ親しんだこのスタイルのドアを「引き戸」と言うんですね!

昨今のリフォームでは、ドアの開閉が邪魔にならないことや部屋の中に開閉に必要な

スペースもいらず、バリアフリー効果も高いので人気のスタイルですね!

 

その日本建築の代表作である「引き戸」も現代の木質建材では、いくつかの種類に

分かれているんです。 ゆえにコチラの単語も覚えておいてくださいね!

片引き戸(かたひきど)

片引き戸

旧来よりある基本的な引き戸のパターン。薄く造られた壁にドア(扉)をスライドさせる

引き戸を「片引き戸」と呼びます。

 

上吊り引き戸/下レール引き戸

「片引き戸  敷居あり」の画像検索結果

関連画像

この2枚の写真がその違い!!

上が下レール(敷居付)引き戸で下の写真が上吊り引き戸。現代の引き戸は戸車(とぐるま)

と呼ばれるタイヤが扉に内蔵されていて、そのタイヤで扉をスライドさせているんです!

「片引き戸  戸車」の画像検索結果

簡単にその違いを説明すると上吊りは、ぶら下がり式モノレールの様にドア上部に内蔵された

タイヤで稼働して、レール付は電車の様にドア下部に内蔵されたタイヤが線路(レール)の上を

走るイメージ!

 

アウトセット引き戸

 

(photo : ジューテックホーム オフィス)

コチラのジューテックホームのリフォーム部所がいる2階にリフォームで設置した

赤い扉の引き戸を「アウトセット」と言うんです。

片引き戸との違いは、薄く造られた壁の中を扉がスライドする片引き戸に対し

アウトセットは壁に取付けられたレールを扉が稼働する仕組みなんです!

 

コチラのジューテックホームのオフィスでも行ったのですが、元来「開き戸」であった扉

を引き戸に交換するリフォームでも、既存の壁を壊す必要が無いことなどより

ウェルリフォームでもお薦めのリフォーム方法!

 

ちょっとプチ知識

Q: 海外では「引き戸」って使わないの??

A:  片引き戸と言う習慣は無いんです!

ただ、こんなタイプの「引き戸」は存在するんですね!!

「ポケットドア」

pocketdoorfrontpage4

あれ??

海外の方も片引き戸を使っているじゃない??と思いますよね??

ポケットドアとは、こんな形状なんです!

ポケット

あれ??

そうなんです! 壁のに扉をスライドさせてしまうんですね!!

だからドアを閉める時用に、こんな金物も扉に取り付けてあるんです!

ポケット

 

引き込み

近年ではこのポケットドアもドアを開けると、廊下側からも部屋内側からもドアが見えない

スタイルがおしゃれで、尚且つ狭い日本の住宅では両方の壁も使用できる利点で

ちょっと人気なんです。

この日本名で「引き込み戸」と呼ばれるポケットドアですが、このドアを引き込む戸袋

部の掃除が出来ずホコリ溜まりになってしまったり、トラブルの際のメンテナンス性

が悪いことがちょっと…汗

 

バーンドア(Barn Door)

もう一つの海外版の引き戸がコチラの海外製アウトセット引き戸!?の

バーンドア!!

これ、現在北米や西欧で大人気のドアなんです!!

ちなみに、バーン(Barn)とは「納屋(なや)」のこと!!

この納屋などで使用されていた無骨なスタイルのアウトセット引き戸レール

室内インテリアにデザイン上の目的で使うことが海外で大人気なんです!!

ウェルリフォームでも少しずつ増えてきたご依頼!!

この単語も覚えておいてくださいね!!

 

 

引違い戸(ひきちがいど)

引違い戸

最も日本人が慣れ親しみながらも、昨今、出入り口ドアとしての採用がメッキリ減少

したきたドアスタイルがこの「引違い戸」

いまさら詳細説明はいらない!?とっても機能性の良いドア形状ですね!

元来、日本の住まいの建具は「和室」より派生(進化)してきた歴史なんです!

和室 襖

 

この「引違い戸」と「引き戸」は、現代の商品はこんなタイプもあるんです!

連動タイプ引違い戸(引き戸)

コレ… 上吊りタイプの「連動引違い度」

広い開口になると引き戸や引違い戸も扉が「3枚」などになるんですね!

この3枚の扉を1枚づつ稼働させなくても良いように、一番端の扉を開閉すると

一緒に残りの2枚も左右にスライドしてくれるんです!!

 

で、先ほど日本の現代の「建具」は、「和室から派生」しているとお伝えしましたよね!!

ゆえに!!

元来は、和室の建具で使用されていた言葉(形状)の洋室ドアも用意されているんです!

引き分け戸

「和室 引き分け」の画像検索結果

言葉が似ているのでちょっと覚えるのが難しいかもしれませんね。

上述の片引き戸と同じ構造ですが、2枚の扉を左右の壁にスライドさせる形状の扉。

引違い戸との違いは、両方の戸を開くことが出来るので、大きく目一杯の開口がとれる

のが特徴ですね。

時代劇でこんな扉を次々に開けていくシーン~ 見た事ありませんか??(笑)

 

そんな時代劇に出てくるような「引き分け戸」も…

現代の日本の建材では、おしゃれにこんなデザインになって多くの方々に使用されて

いるんです!!

リビングとダイニングの間仕切りの扉に!!なんて引き分け戸ならではの大きな

開口が解放感と一体感を生んで「開けても良し、閉めても良し」

でも襖が木製扉に変わるだけで、こんなに印象も変わるんですね!

 

実は…

現代の日本の建築資材の扉は、とっても扉の開閉方法の種類が多いんです!!

しかも…

従来からの日本建築で使用されていた「日本文化」の扉形状が元になっているケース

が大半なんですね!

 

(photo : 木造戸建て住宅 リフォーム施工例)

(photo : ジューテックホーム 木造戸建て新築工事施工例)

 

そこに!!

その扉自体の素材の違いやデザインの違いを加えると、もう選ぶピースは無限大…

そこで、”せっかくのリフォーム”

建材商社だからこその商品知識と建築経験のジューテックホームで、素敵なインテリア

造りを行ってみませんか?

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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