【日本建築伝統の瓦！！ なんと日本三大ブランドと呼ばれる産地があった！！】
今日のブログは、「息抜きブログ」です…笑
お気軽に…
軽～く読み流してくださいね！！
本日！！
創業９７年 東証１部上場 住宅資材総合商社ジューテックグループ
の建築部門 ジューテックホームのオフィスに、とあるメーカー様から
届いた一品！！
(photo : ジューテックホーム撮影)
綺麗に梱包されたケースから取り出されたアイテム…
一瞬！！
触ることを躊躇した見た目のモノ！？
「コレが噂のオオサンショウウオ！？」
コレか！？
似てる！？笑
「…… 」
そんな訳があるはずもなく…
丁寧にケースから取り出してみると、こんなアイテム！！
「瓦（かわら)」
(photo : ジューテックホーム撮影)
首都圏での街並みや、近年に住宅を建築された方々には
採用されることがめっきりと減ってきた「瓦（かわら)」
ちなみに
この届いた商品の長いサイズと独特の形は、「のし瓦」と呼ばれる部材！！
屋根の最長部の棟の位置や隅棟の部分に使われる為に、こんな形状を
しているんですね！！
どうして、
最近の首都圏でのご新築で見かけなくなってきたかと言うと
こちらのアイテムが屋根の仕上げ材では多用されてきているんです。
「スレート（瓦)」
【すまいのプチ知識】
「瓦」「スレート」
建築の専門用語だから良く分からない…
なんて声が聞こえてきそう。
特に、お住まいの屋根材は毎日の生活でも視界に入り難いため
「私の家の屋根って何で出来てるの？？」
なんて
同じ外装部材でも壁材と比較するとお客様の注目度が低いことも！！
この日本古来の建築様式でも採用されてきた瓦屋根。
一般的な瓦は、自然の粘土(ねんど)を一定の形に成形して、1000度を
超える熱の窯で焼いた屋根の仕上げ材の総称。
日本建築では、西暦５８８年に仏教とともに百済(現在の朝鮮)から
伝来したとされているんですね！！
現代の建築では、「自然の粘土」を素材にしたモノだけでなく、ガルバ
ニウム鋼板などが用いられた金属瓦や「セメント」に顔料(塗料)を
練り込んで固められたセメント瓦なども使用されているんですね！！
対して
昨今の建築で多用されている「スレート瓦」とは、超硬度のセメントに
更に強度を向上させる繊維系素材を混ぜ、薄く裂いて板状にした
屋根の仕上げ材。
一般的なスレート瓦は、１センチにも満たない厚みなんです！！
ちなみに
リフォーム会社様や建築会社様のスタッフや屋根職人様たち次第では
「コロニアル」とか「カラーベスト」なんて呼び方をされる方も多い
のですが、こちらは「屋根材の大手メーカーであるケイミュー社」の
商品名のこと！！
昨今の建築では
セメント成形板であるスレート(瓦)のメリットでもある、本瓦と比較
すると安価であることやスッキリとした見た目、豊富なカラーリング
で、現代デザインの住まいに良く似合う一品なんですね！！
(photo : ジューテックホーム建築施工例)
もう一つ屋根のプチ知識！！
近年の戸建住宅の建築でも、「瓦」ってまだ使われているの！？
なんて
特に東京や神奈川県にお住まいの方々は思われるかも！？汗
実は、日本全国の住宅建築の統計では
１．粘土瓦 約４０％
２．金属屋根 約３０％
３．スレート(瓦) 約２８％
実は日本建築伝統の屋根の仕上げ材である「瓦」が、まだまだ
数多くの住宅建築で採用されているんです！！
但し
イメージとしては、首都圏などのエリアではスレート瓦が
採用され、それ以外のエリアで本瓦が採用されている…
なんて感じなんです。
【すまいのプチ知識 その弐】
ジューテックホームのステキ・リフォーム！！
「ウェルリフォーム」
実は、「瓦の葺き替えリフォーム」や「瓦屋根のメンテナンス」を
数多く行わせて頂いているんです！！
むしろ、
ちょっと得意のリフォーム！？
(photo : ウェルリフォーム 瓦の葺き替えリフォーム施工例)
(photo : ジューテックホーム 瓦の一部補修メンテナンス）
そうなんです！！
特に東京や横浜では、「瓦のリフォーム」に対応できる建築会社が減少
してきている昨今…
ジューテックホームのウェルリフォームに数多くのご相談を頂戴している
のですが…
でも、
主にスレート瓦が主要で使われている首都圏で、どうして！？
(photo : ウェルダンノーブルハウス施工例)
もうお分かりですね！！
ジューテックホームがお届けしている
高性能注文住宅 “北欧の家” ウェルダンノーブルハウス
住宅先進国の北欧の住まい造りをそのままに…
北欧の極寒のエリアで培われた高気密・高断熱の構造性能だけでなく
北欧デザインを取り入れた外観には、とっても「瓦」が良く似合う！！
当然！！
ジューテックホームのまちかどモデルハウス”都筑の家”
の屋根の仕上げ材も「瓦」
現在でも数多くの「瓦屋根」の工事を行わせて頂いていることから
「瓦屋根工事の職人さん」達と数多くの施工を、今でも行っているから！？
なんですね！！
【すまいのプチ知識 その参】
(photo : ウェルダンノーブルハウス施工例)
実は！！
窯業の瓦には、「ブランド地域」があるんです！！
ワインや果物だけでなく、木材などでも奈良県の「吉野杉」や
「秋田杉」その他にも「青森ヒバ」や「木曽檜」など産地の名前を冠する
木材ブランドがありますね。
その地域特定の木材ブランドの理由は、その地域限定で良質の木材の
遺伝子が強く残っていることなどから形成されているのですが…
そんな、産地の地域名を冠するブランドが「瓦」にもある！？
トップクラスの『三大産地ブランド』！！
◇三州瓦（さんしゅうがわら）
(イメージです。写真ＡＣ）
三州（さんしゅう）とは、現在の愛知県（旧称 三河の国）の別称。
三州瓦は、日本国内の瓦のシェアのトップなんです！！
でも…
木材とかなら、特定のエリアで良質な木が群集する！！のは理解できますが
瓦の生産で特定エリアに多数の窯業メーカーが集まり、また製品品質も高い
理由ってなんだ！？
ヒントはコレ！！
同じ「焼き物」のトイレ（便器）の日本を代表するメーカー
リクシル(LIXIL)の「INAX（イナックス）」
実は、こちらのイナックスも発祥の地が「愛知県知多郡の常滑町」と
同じ三州なんですね！！
コレは、何か「焼き物」に共通する秘密が！？
その「INAX」の発祥の地の「常滑（とこなめ）」
「常滑焼」
日本六古窯（他は瀬戸、越前、信楽、丹波、備前）の中でも、最も規模も
歴史もある「窯業（ようぎょう)」の町なんです！！
(写真AC／常滑の窯)
焼き物のブランドとなるエリアの条件はコレなんです！！
実は、「三州」には「常滑」を始め、良質な「粘土」が豊富に採取できる
エリアなんです！！
その地名の「常滑（とこなめ）」も、本来は『床（とこ）』が「滑らか(なめらか)」
粘土層を主体とした地域から名づけられた地名なんです！！
その他には
◇淡路瓦（あわじがわら）
２つめの瓦のブランドは、現在の兵庫県の『淡路島』で生産される瓦。
三州同様に、なめ土と呼ばれる非常に粒子の細かい良質の粘土の産地。
淡路瓦の特徴は歴史！！
日本に瓦が伝来した「６世紀」頃には、窯が造られていたとか！？
◇石州瓦（せきしゅうがわら）
３つめのブランドが、現在の島根県の石見地方で生産される瓦。
石州も従来より良質の粘土層に支えられた窯業の産地ですが
焼き物の歴史としては、その「立地柄」古くから「百済(朝鮮)」
より多くの名工が帰化したことで焼き物が発展したと言われて
いるんですね！！
日本三大ブランドの産地を持つ「瓦」
定期的に塗装メンテナンスが必要となる「スレート(瓦)」や「鋼製の屋根材」
と比較して…
「フリーメンテナンス」と思われている方々も多いんです。
窯業の寿命としては、５０年とも１００年とも言われおりますが
瓦（棟瓦）を固定している「漆喰」の劣化や昨今の大型台風による
破損やズレや歪みのトラブルは、発生してくるもので…
実際には
瓦屋根の下に施工されている防水ルーフィングの寿命は、約20年
なんて言われているんです！！怖
だから当然、
定期的なメンテナンスは必要とされるんです！！
逆に多くの方々にメンテナンスフリーと思われていることによって、
大きな住宅自体の被害の「雨漏り」が発生するまで、屋根の
不具合に気付かない方々も多いんです！！
これから訪れる「梅雨」や「大型台風」の時期を前に！！
どうぞ、一度、ご自宅の屋根を気にしてみませんか！？
まずは！！
「瓦工事」を現在でも多数行っている！？ジューテックホームの
ウェルリフォームまでお気軽にご相談ください！！
”美しく… より快適、安心のすまいへー。 ウェルリフォーム”
住宅資材総合商社JUTECグループがお届けする、高品質、安心リフォームの
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BY 建材商社マン
