トイレを選ぶ決め手はココ!? 2大メーカーのココを比較!? と ガッチガチの2強ライバルの知られざる”ルーツ”の関係!?
【トイレのフチを比較してみた!! と ライバル2社の驚愕の…関係!?】
”汚れが付きにくく、サッと拭くだけ…”
お住まいの中の定期的な「お掃除」の中でも、ちょっと面倒だしあんまり一生懸命
にお掃除をするのは嫌だし苦手…
なんて思われる箇所
【トイレ】
ちょっとお借りしてしまった統計ですが、ご実家住まいの独身の20代を筆頭に
若い世代の方々に関しては、「週に1回のお掃除」すらされない(苦手)な方々が多い
のが「トイレ掃除」なのだそうですね!!
そして…
元来、嫌だなぁ… 苦手だなぁ… なんて思いながら行う「住まいのお掃除No1エリア」のトイレ
掃除の中でも、さらに最も「ストレスが溜まる」場所がココ!!
「便器のフチ」
先ほどは統計で「1週間以上は掃除をしない」方々が多数をしめるトイレ。
実は…
トイレはちょっと掃除を怠ると…(汗)
「なんか最近…黒いカスカスが水に混ざることが多いなぁ…」
なんて思いながら、ふと…あの… フチの裏を覗き込んでみると!?
「あぁ~ やっぱり…」
そして…
トイレ掃除は苦手です!!
なんて正々堂々と気持ちよく自覚されている方々はご存知と思いますが
あまりにこびりついたのコノ黒い汚れって、サスガの昨今の便利トイレ掃除グッズを使用
しても、なかなか汚れが綺麗に取りきれない…
なんて事がとっても多いんですよね(泣)
【すまいのプチ知識】
いまお住まいの家で、もう何十年と大事にトイレを使用されている方々へ!!
”最新のトイレはこんなトコロもメーカー同士で競争”しているんです!!
(photo : ジューテックホーム トイレ施工例)
これからお住まいのリフォームを検討しようかなぁ…!?
なんて方々にとくに知って頂きたいトコロ!!
最新のトイレの進化はスゴイんです!!
毎日のご使用のご満足度を決める「機能部」と呼ばれるウォシュレットや暖房便座
の機能性やトイレルームのインテリアのデザインを左右する「タンクレストイレ」の出現
そして、近年で最も進化した嬉しい性能が「節水機能」なんですね!!
ちなみに、この節水による省エネ機能に関しては「最新のエアコン」の電気代同様に
古いトイレを我慢して使い続けるより、長期的にはお財布に優しい結果となることも!!
もしかすると…
現在皆さまが長~く使用しているトイレの1回の洗浄水量の約半分で済む!?
(資料出展 : TOTO HPより)
【すまいのプチ知識 その②】
その様に進化し続けている「トイレ」
その中で、今日のブログの最初にお伝えした「お掃除」にかかわるトコロにも
各トイレメーカー同士で戦いが繰り広げられているんです!!
「トイレのフチを見てみよう」
TOTO
近年のトイレでは元来汚れが溜まるフチ自体を無くしたディティールのトイレが
各メーカーのメインなんです。
でも、同じフチ無スタイルでも「各メーカー」ごとにカタチは違うんですね!!
TOTO社のフチ無デザインの便器は、他社と比較すると比較的肉厚の便器のフチ形状で
強度や便座の固定にも安心。今回のブログのお掃除に関しても便器のフチを握る様に
グルリと掃除が可能で、とっても好評なんですね!!
ちょっとココで
プチ知識に追加を!!
Q: トイレのフチ(縁)って何のこと??
A: 特に自信満々にトイレ掃除を苦手としてきた方々には分からない??
コチラが従来のトイレの形状
(資料出展 : TOTO HPより)
上の写真を見てイメージしてみてください!! 従来のトイレの洗浄は便器上部の
空洞の水道管の中を洗浄水が流れ、フチの裏の無数の穴から便器の中に向かって
洗浄水を流すことによって、便座内の汚れを洗い流していたんです!!
で、
あの嫌~な黒いカスカスの汚れは、この水道管や排水するための小さな穴に付いた
汚れなんですね!!
(資料 : TOTO HPより)
で、コチラが現代の「フチなし形状」の断面
(資料出展 : TOTO HPより)
実は便器のフチなし形状は便器の形状だけの進化ではなく、洗浄水の水の流し方
から進化させていて、従来の便器の様にフチ部分からの排水機能はないんです!!
汚れが溜まるフチの裏側を無くした形状に伴い、便器内部の洗浄水だけで汚物の押出し
と便器内の洗浄を同時に行っているんです!!
(資料出展 : TOTO HPより)
各メーカーとも渦を巻くような水流で便器内の上部まで水を廻し、少量の水で
効率的に洗浄をさせているんです!!
当然ですが… 便器から水が漏れず(ん??)でも、より便器内部の高い位置まで
洗浄水を行き渡らせ綺麗に洗浄するための、便器のカタチや角度を研究!!
さらに、そこににもう一つの便器競争である「節水」ですからね!?
ココの各メーカーの競争は、世界的にみても超高次元の戦いなんですね!!
LIXIL(リクシル)
さきほど「フチなし形状」で説明した水流の通り道で排水とともに大切なディティール
となるところがいわゆる最上部の「フチ(縁)」の部分なんですね!!
って、フチなしと言いながら「フチあるじゃん」は言わないでくださいね!!
まぁ、厳密には「フチなし形状」は、本来は「フチ裏なし形状」が正解か??(汗)
(資料 : リクシルHP フチレス形状 アメージュより)
リクシル社のフチレス形状は、TOTO社と比較するとさらに攻めたデザイン!!
写真を見比べてみるとより便器上部のフチの部分が肉薄なデザインなのが分かります。
むしろ完全にフチレスの為、トイレ清掃に関しては本当に汚れが溜まる「フチの裏」が
無いスタイルと思ってください!!
但し…
ちょっと各メーカーより怒られてしまうかもしれませんが、より「フチの無いデザイン」
になればなるほど、汚物の跳ね返りで便座の裏が汚れてしまう!?
事が増えている気も!?
【すまいのプチ知識 その③】
今回、ご紹介している「最新のトイレの進化」の中の便器のフチの形状!!
・より掃除の負担を減らす為にフチ裏が無くなった形状になった
・洗浄水の水流の流し方が変わりながらもより節水が可能になった
実はこの2つの… よりタイトな使用条件なのに安心の洗浄能力と嬉しい省エネ能力を
可能にしたのがココの部分の「進化」なんですね!!
TOTO
セフィオンテクト
より近年で進化したココとは、便器内の仕上がりなんです!!
もうちょっと簡単にご説明するとトイレ内(陶器)へ汚物や汚れ、細菌がへばり付いてしまわない
様に、より汚れや最近が流れやすくする性能のコトですね!!
そして、この部分が「陶器製トイレの2大メーカー」であるTOTO社とリクシル社の最も
大きな違いがあるトコロ!!
TOTO社のセフィオンテクト
(資料 : TOTO HPより)
国内最大でもあり、また世界でも大手トイレメーカーでもあるTOTO社の特徴でもある
「窯業技術」を遺憾なく発揮したのがココ!!
従来の釉薬(窯業のうわぐすり)の上にさらに特殊なガラス層を焼き付けた、難しい窯業技術
を可能にするTOTOならではの工法。さらに焼きあがった便器内部の陶器を100万分の1ミリ
レベルのナノレベルで凸凹なく円滑にすることによって、汚れやカビがツルっと滑り流れる
んですね!!
対して
リクシル(LIXIL)
アクアセラミック
(資料出展 : リクシルHPより)
コチラのリクシル社のアクアセラミック技術は、その釉薬(ゆうやく)そのものを進化させ
陶器に焼き付けた技術なんですね!!
従来、リクシル社は陶器に別の素材であるコーティングを塗布して防汚機能を高めていたの
ですが、耐久性の問題より近年、釉薬自体の新開発した新技術なんですね!!
方法は違えど…
両メーカーの最新のトイレは、ツルツルの陶器で汚れを落としやすくして、
より少ない水量で尚且つお掃除もしやすい水道でご不満なく汚物を洗浄する技術に
なっているんです!!
お住まいのお掃除で最も苦手な部分でもあるトイレ!!
そんなトイレのお悩みの掃除のストレスを減らし、尚且つ節水による毎日の省エネ
さらに、機能アップで快適な使い心地の「最新のトイレ」
どうぞ!!
お客様のご意向やご予算、お住まいの条件から、「お客様にあった1台」を
ご提案します!!
お気軽にウェルリフォームまでお問い合わせください!!
【すまいのプチ知識 その④】
最後は今回のブログで紹介した陶器製トイレの国内No1とNo2メーカーである
TOTO社とリクシル社(旧INAX)の2社のプチネタ!!
この2社を語る上で忘れられないココ!!
意味解らないですよね…
コレなら!?
お客様みなさまには「高級食器」の製造・販売や世界の高級食器を取り扱うお店でしょ!!
なんてイメージされる方々も多いと思いますが…(汗)
この「高級食器のノリタケ」…
「ノリタケカンパニー社」は、”世界最大級”クラスの高級陶磁器、砥石メーカーなんです!!
しかも… 「食器メーカーさん??」なんてイメージしていた方々には驚愕のスケール!?
現在の「ノリタケカンパニー」としては…
ちょっとザックリご説明すると、創業は明治37年(創業115年)で従業員は2000名…
売上は1000億近い製造会社でとても大きな会社であるのですが、本来はもっともっと
皆さまのご想像を上回る「超巨大企業グループ(財閥)」だったんです!!
もうちょっと簡単にご説明を加筆してみます!!
創業も明治37年と古く初代森村市左衛門氏により「日本陶器」として創業開始!!
日本初の「”高級”洋食器メーカー」として戦前までは国内だけでなく海外の多くの国々に
販売されていた洋食器メーカー!!
特に戦前に発売されていた「オールドノリタケ」高級洋食器は、北米で大人気となり
現代でも多くのコレクターが世界中にいらっしゃるんです!!
この世界各国への高級洋食器の輸出で大きくなった「日本陶器」をきっかけに
当時の「森村銀行(後に三菱銀行へ売却)」を中心にして「森村財閥(グループ)」が築かれて
いったんですね!!
この… 「森村グループ」
戦後の財閥解体で財閥内の企業がグループを離れ単独企業として再出発をされた企業も含め
森村グループのDNAを持つ「企業の現在」をちょっとご紹介してみます!!
現代の日本を代表する「森村グループDNA企業」
1)日本特殊陶業㈱
昭和11年に設立したセラミックス製造メーカー。自動車のスパークプラグ(点火プラグ)製造の
世界No1クラスのメーカーでなんと現在では世界の自動車メーカーの約4割が日本特殊陶業製。
2)日本碍子㈱ (現日本ガイシ㈱)
大正8年に設立した電力用碍子メーカー。上で紹介した日本特殊陶業の事業である自動車の点火プラグ
は、本来は日本碍子の一つの部所より発生。(だから上の写真もNGK(ニホンガイシコウギョウ))
ちなみに、碍子(がいし)とは電線と支柱(鉄柱)などを絶縁するための陶器で造られた器具。
この陶器製造技術は現在でも世界No1で、高圧電線の100万ボルト用の碍子を世界で唯一製造できる
メーカーだそうです!!
このセラミックス製の連続した白い輪が碍子(がいし)
3)日本陶器㈱ (㈱ノリタケカンパニーリミテッド)
コチラは先ほどご紹介した森村グループの中核企業ですね!!
ココからがビックリ!!
4)東洋陶器㈱ (TOTO㈱)
大正6年に超巨大セラミックスグループのトイレ、洗面部門の専門メーカーとして分社
されたのが東洋陶器㈱!!
いまや、TOTO㈱社として定着してきたトートー!!
実は「10年前」までは、各器機に印字されていた文字は「TOTO」であったものの
正式な企業名は「東陶㈱(とーとー)」
これ、当然、創業時の「東洋陶器」の頭文字であったんですね!!
さらにビックリしてもらいましょう!!
5)伊奈製陶所 (INAX /(LIXIL))
大正10年に陶管(土管)やタイルの専門製造部門として設立された「伊奈製陶所」
えっ~??
最近、個人的にちょっと嬉しいニュースがあったんですね!!
国内最大の総合建材メーカー「LIXIL(リクシル)」の名称にやっと慣れてきた反面
旧来の「INAX」ブランドが使用されなくなったコトにも一抹の残念さも…
もう大半の方々がリクシル(LIXIL)で違和感が無くなったかもしれませんが、実は
リクシル社は、2011年に国内最大のサッシメーカーであった「トステム」社と
「INAX社」を中心に大手建材メーカー複数社が平成大合併で生まれたメーカーなんです!!
それ以来、「LIXILブランド」の浸透戦略でトステム、INAX両ブランドは使われなくなって
いたのですが、なんと突然に昨年度より両ブランドを復活させたなんですね!!
だから…
現在のリクシル社のトイレのカタログにも「INAX」の文字が!?
伝統の青字ではなく、黒字なのがちょっと残念ですが…
でも、もっと驚きが!?
陶器製トイレの国内のバチバチのライバルメーカーである
TOTO(東陶) VS INAX(伊奈製陶)
この2社のルーツを遡ると…
ノリタケカンパニー(森村財閥)の創業者である
「森村市左衛門」にたどり着く!?
(出展 : https://ja.wikipedia.org/wiki/)
まぁ…
それだけ戦前から日本の「製陶技術」が世界でも凄かったってことですよね!!
そんな、ノリタケのトイレ… ん?? 違う…
森村チルドレンのTOTO、INAXの陶器製トイレのリフォームは、ちょっと無駄知識
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BY 建材商社マン