【世界が驚いた!!】日本の技術!! 静かに美しく…消えていく高層ビル!!
【世界が驚いた!! 日本の技術!!】
”静かに… そして美しく消える”
日本の「解体技術」!!
翼を広げたようなV字型の美しいディティールで
第25回BSC賞も受賞した「丹下健三氏設計」の
グランドプリンスホテル赤坂!!
丹下健三氏による「雁行(V字)デザイン」は、外観の美しさ
だけでなく、「客室全室がコーナールーム」となっています。
「赤プリ」と称されたバブル時代のトレンディスポット!?(笑)
お父さま、お母さまの中には、クリスマスを赤プリで
過ごしたことがある方も!?(笑)
丹下健三氏の設計、鹿島建設の施工にて
1982年に竣工した赤坂プリンスホテルも
惜しまれながら…
2011年に閉鎖され、建物は解体されることになりました!!
その解体工事で行われた
「大成建設」による「テコレップシステム」という解体工事方法!!
そのオリジナルな工法と技術に「世界の建築業界が驚愕!!」
Q: 「大成建設 テコレップシステム」って???
A: 高層ビルの解体現場の従来の常識を打ち破る!!
「粉塵の飛散」「騒音」「振動」などの問題を顕著に改善し
尚且つ「美しく解体」を行う施工方法です!!
■Before
高さ138.9m
地上39階建
■working process No1
屋上にクレーンが設置され… 何かカバー(覆い)みたいな
物が取付られました!!
■working process No2
屋上からすっぽりとカバーで建物が覆われ…
■working process No3
「あれ???」
「ん… 縮んだ???」
■working process No4
日に日に… 低く…
■working process No5
(日経:写真)
この施工の「美しさ」の追及は…
屋上から覆ったカバー(防音壁)の採光用の窓も
解体される建物の窓と方向や位置を揃え…
「意匠上も目立たなく!!」まで考慮されております!!
「日本人ですね〜(笑)」
解体作業中の意匠(デザイン)も違和感なく
施工途中までなら「解体工事をしている事に気付かない」
方々もいらっしゃるのではないかな???(驚)
Q: 「どうやってるの???」
A: もともとの建物の屋根を「蓋(フタ)」代わりにして
最上部に取り付けられた防音壁の中で、1層(階)ごとに解体を
進め… 1層(1階)ごとに”ジャッキ”でその「蓋(屋根)」を
下していくのだそうです!!(驚)
本工事は2層(2階)ごとの”ジャッキ”作業で進めたようですが
工程上は、この2層の解体とジャッキダウンの作業を
約10日で行い、これを繰り返していくそうです!!
この「常に蓋(屋根)と壁で覆われた密室」で作業を進めていくことで
粉塵の飛散や騒音、または解体物の落下事故などが
大幅に減少できるのですね!!
本Blogでご紹介しました「丹下健三氏」や「前川國男氏」などの
「日本人建築家」達が、”世界の方々へ発信してきた近代日本建築”
を、今度は【壊す(解体)美しさ】でも
”世界の方々を驚かす”日本の建築!!
「スゴイ!!」と思いませんか!?
余談ですが…
高度経済成長期(昭和50年代〜)に、多くの高層建築物が
日本国内で建てられております!!
昨今の地震への対策や建物老朽化、また都心では
東京オリンピックを控えた「再開発事業」で、今後多くの解体建築物が
出現してきます!!
「新築」と「リフォーム」、「中古物件再利用リフォーム」また「解体」…
今後の「住宅業界の大きな変動」に、お客様や我々も注視していかなくては
ならないですね!!
ちなみに…
ビルやマンションの従来の「解体!!」
一般の方々があまり見ることが出来ない【囲い(防音壁)】の中では…
皆様のクリックが励みになります。