今年の夏も厳しい暑さ予想!!世界と違う空調文化の日本だからこそ知っておきたいエアコン基礎知識!!


【厳しい夏の暑さを乗り切るエアコンの基礎知識】

 

 

 

 

「今年の夏は梅雨が長く

梅雨明け後は例年のごとく猛暑の予想」

 

 

 

2024年の夏の気象の特徴は

6月の本格的な梅雨前線の到来が遅れ

6月から厳しい暑さの予想!

また

7月が梅雨前線の停滞が発生し、一時的に

低温となり例年と比較すると梅雨明けが

遅れる可能性も!!

そして

梅雨明け後は、春まで継続したエルニーニョ

現象の影響から、昨年に匹敵する厳しい暑さ

が初秋まで続くと予想されているんですね!!

 

 

 

 

”今年も暑い夏を乗り切らなくてはならない”

 

 

家の中でも熱中症の発生が絶えない近年の

夏の気候。

そんな厳しい暑さの中で、同時に高騰する

電気代の対策で節電も考慮しながら家の中の

暑さ対策をしなくてはならない現代の生活!!

 

 

 

それでは

今日のブログは、日本の暑い夏を乗り切る!!

 

日本の空調文化でもある

「エアコン」

のお話しをお届けします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【すまいのプチ知識】


 

 

 

 

日本における近年の長く厳しい暑さの夏!!

また

従来からも日本の夏は、高温だけでなく多湿

のジメジメした不快な環境への対策も同時に

必要となり

ご家族が過ごす「各お部屋ごと」に「クー

ラー」が複数台設置される「局所冷房」による

空調文化が根付いているんですね!!

 

 

 

 

 

世界の先進国の空調文化と相違する

日本の空調文化!?

 

 

 

実は、北米や西欧、北欧などの歴史ある住宅

先進国と日本とでは、まったくと言って良い

ほど空調文化が異なっているんです!!

 

海外から訪れた外国の方々が日本の住まいを

みて、一番違いを感じて驚かれるのが

リビングルームだでなく寝室から子供部屋

まで設置された「ルームエアコンの数」!!

 

 

北米や西欧では、長い歴史を通してセントラル

空調またはフォースドエアシステムと呼ばれる

空調方法が主流となっているんです。

 

建物の内外など一か所に冷暖房装置を設置して

各部屋へダクトを通して暖気や冷気を送るシス

テムのこと。

 

日本でも最新の注文住宅では同様のシステムが

取り入れられており、「全館空調」などと呼ば

れているんですね!!

 

 

 

こちらのセントラル空調のメリットは、

廊下やホール、トイレなど家の中のどこに

行っても温度が一定に管理できること!!

特に海外の大きなお住まいの場合は、長い

廊下や吹き抜け、ホールなどの広い空間に

適した空調システムで大きな室内機も必要

が無いのでインテリアの美観の向上にも

メリットがあるんですね!!

 

変わって

日本の空調文化は、人がいるところだけを

温める・冷やすという考え方!!

 

消費する熱量や電源のオンオフの利便性、

またダクトが無い分、メンテナンスやイニ

シャルコストなど大きなメリットがある反

面、特に冬場のヒートショックの発症原因

となる家の中の大きな温度変化の危険や

不快感は日本の住まいならではの短所と

言えるんですね。

 

 

 

 

 

今住む家に、新たに「全館空調」の設置って

可能なの??

 

 

家全体が夏は涼しく、冬に暖かい空間に変化

させる全館空調リフォーム。

今住む家に後から全館空調システムを設置する

リフォーム工事は、技術や工事としては可能で

はありますが、お客様が想定されているより

家全体の大きなリフォーム工事」となる

ことが多いんです。

 

各部屋に暖気や冷気を送るダクトを設置する

必要があり、床下や小屋裏、2階の床下など

ダクトのスペースの確保や工事自体が可能

か??などの大きな問題も!!

 

(写真 ジューテックホーム施工)

 

また

リフォームで全館空調システムをご検討され

る場合に一番大切なことが

今住むお住まいの「断熱性能」と「気密性能

がある一定以上の性能を備えているか??

 

全館空調で暖められた空気が外気の影響を

受けてしまったり、流出してしまうことから

従来の構造性能の住まいの場合は、全館空調

システム工事の他、断熱・気密工事も必要と

なるケースも多いんですね。

 

 

西欧や北欧で根付いているセントラル空調の

文化は、長く厳しい寒さの冬の気候エリア

ならではの長年に培ってきた構造性能の

住まい造りだからこそのもので

これから住まい造りやリフォームで、全館

空調をご検討されている方々は、空調システム

だけでなくお住まいの断熱、機密の重要性を

お忘れ無くご検討をしてください!

 

 

 

 

 

それでは

日本の空調文化を支える「局所冷房」のルー

ムエアコン!!

 

 

そのルームエアコンの基礎の基礎知識を

ご紹介してみます!!

 

 

皆さまのお住まいごとに違う

ルームエアコンの名称と種類

 

 

1.ルームエアコン

 

 

主に壁に取り付けられた室内機と1対1の

対で室外機の組み合わせとなる一般的な

家庭用エアコンのことをルームエアコン

と呼びます。

 

2.ハウジングエアコン

 

 

壁掛けタイプのルームエアコン以外の

一般住宅で使用されるエアコンの総称。

主に

室内機が住宅の天井に設置された「天井

埋め込み型」を総称します!!

こちらのタイプも室外機からのダクトを

天井裏に配置する必要があるので、

リフォームでは主に新築時に埋め込み型

が採用されている住まいの交換工事が

主流となっております!!

 

3.マルチエアコン

 

 

こちら

ちょうど今から20年ほど前にまでに

大手のハウスメーカーや高級な??注文住宅

でお住まいを建築されたお客様で採用されて

いるケースが多いエアコン。

 

ルームエアコンやハウジングエアコンでは

室内機と室外機が「1対1の対」ですが

マルチエアコンとは、少し大ぶりな室外機の

1台に対して、4部屋や6部屋などの複数台

の室内機が繋がれている構造。

 

メリットは各お部屋に多台数のエアコンを

設置する際に、コストパフォーマンスが

優れていること、

家の庭に室外機が1台しか必要ないので、

外部の設置場所に制限のある住まいや

お庭の美観の向上が目的で採用されて

おります!

 

4.パッケージエアコン

 

 

主にはオフィスや店舗などで使用される業務

用エアコンの総称。

一般住宅でも広いリビングルームで採用されて

いるケースも。

天井埋め込み型タイプが主に2方向への送風に

対し、パッケージエアコンは4方向への送風が

可能。

天井埋め込みカセット形は、建築用語としては

「天カセ」などと省略されて呼称されてます。

 

 

 

◆エアコンの購入には、「安くなる時期」が

ある??なんて都市伝説を聞いたことがある

 

 

これは、厳密に言うと「そんな時期があった

または、まだ若干まだ残っている??が回答(笑)

 

ルームエアコンは、「1年に1度モデルチェ

ンジ」する販売慣習が今でもあるんです!!

新たな機能性や省エネ性能など、日々進化

するエアコンならではの販売慣習。

 

そのモデルチェンジの時期が、従来はほとんど

のメーカーが「10月~11月」だったので

ちょうど、この時期に「旧モデル(前年モデル)

がお値打ち価格で市場に出回っていた時期も!

 

こちら

エアコン業界の背景としては、

従来「クーラー」と呼ばれていたエアコンは

主に「夏の冷房が主役」の商品だったんです

近年になり

高層マンションの増加などで安全対策から

暖房機としてのエアコン需要の高まりに加え

実際に、エアコン自体の暖房性能も飛躍的に

性能向上しており暖房設備としてもエアコン

が主流となってきたんですね。

 

 

実は…

各エアコンメーカーが初秋に新型モデルを

投入していた背景には

エアコンが主に冷房機(クーラー)として採用

されていた時期は、1年を通しての販売が

春から夏に集中していたから…

販売量の平準化を図りたいメーカーとしては

需要が下がる冬に向けて、その対策で新作の

投入!!なんて背景があったんですね!!

 

 

 

◆同じエアコンの中にも様々なグレードが

ある!? どこら辺がお勧めグレードなの?

 

(写真 ジューテックホーム撮影)

 

同じメーカーの同じ機種の中にも、お値段

優先から多機能の高級グレードまで、エア

コンは豊富なシリーズが用意されているんです。

 

ジューテックホームでも採用が多い三菱

電機の「霧ヶ峰」も10種類を超えるシリ

ーズとサイズ(畳数)があるんです!!

 

実際にエアコンを選ぶ時は、メーカーや機種

の選択だけでなく、シリーズは何を考慮して

決めれば良いのかが分からない??

なんて方々も多いんです。

 

あくまでも一般的な意見となりますが

いくつかポイントをご紹介しておきます!!

 

1.エアコンのサイズと部屋の広さ

 

 

カタログに表記されている「〇〇畳用」

こちらは、お住まいの構造(断熱性と気密性)

により冷暖房性能が異なることから

皆さまに分かりやすく

カタログ表記で冷房が8~10畳用は

木造住宅の場合は、「8畳」までが推奨

構造性能が高いRC造の建物やマンションは

プラス2畳の「10畳」位の部屋までの意味

 

但し

実際には、そのエアコンを使用するお部屋

の使用条件も考慮してください!!

南面の大きな窓開口のあるリビングルーム

やガスコンロを使用するリビングダイニン

グなどは、実際の畳数プラス2畳分のゆとり

をもったサイズを選ぶこともお勧め!!

 

2.機能の人気はやっぱり「お掃除」

 

 

エアコンの定期的なお掃除の中で代表的となる

フィルターのお掃除を自動で行ってくれる機能

が「お掃除機能」

ご購入時にご注意をいただきたいのが「内部

クリーン機能」

こちらは、全メーカーとも冷房運転時の結露水

を乾燥させてカビの増殖を抑制する機能なので

お掃除機能ではないことをご注意!!

 

お掃除機能付きエアコンだからメンテナンス

や内部のお掃除がフリーと言う訳ではあり

ませんが、フィルターのお掃除機能は便利で

すよね!!

フィルターの目詰まりは、カビ増殖の原因や

冷暖房の効きを大きく左右するので、便利

機能ではあるものの、多くのメーカーで

ミドル価格帯からの設置となっております

 

3.お勧め機能はコレ「センサー付き」

 

 

こちらもお掃除機能同様に、中級価格帯

で販売されているエアコンから設置される

小さなカメラが取り付けられている商品。

 

こちらのセンサー機能は、室内空間の心地

良さを決めるだけでなく、現代のエアコンで

多くの方々が重要視している「省エネ性能」

も大きく変わってくる機能なんですね!!

 

センサーがお部屋の隅々まで全体を感知して

いかに効率良くエアコンを稼働させるかを

判断しているイメージ!!

センサー無のエアコンは、原則常に冷暖房運

転をしているのに対し、センサー付は冷暖房

と送風と停止を自動で制御している機能!!

 

 

4.結局、どのシリーズがお勧めなの??

 

 

ご使用されるお部屋の「使用条件」「使用目的」

「使用環境」で、機能性シリーズと価格優先シ

リーズを選び分ける!!

 

リビングルームやご寝室などは、家族が集まる

空間でもあり、多くの時間を過ごすスペース

なので、「目的」を優先して機能性シリーズ

がお勧め!!

選ぶ機能性は

「お掃除+センサー」

また

使用頻度の低め目のお部屋やお子様部屋などは、

エアコンだけでなくお部屋の「環境」対策を

優先して一年を通して快適な空間を作ること

がお勧め!!

ご提案するリフォームは、

価格優先シリーズ+「内窓リフォーム」

など、お部屋の断熱性能を向上させる工事を

併用することなどもお勧めのリフォーム方法

 

(写真 ジューテックホーム施工)

 

5.除湿(ドライ)と冷房は何が違うの??

使い分け方は??

 

 

ドライ(除湿)運転は、部屋が寒くなりすぎる

から苦手!!

また、ドライ(除湿)運転は電気代が高いから

あまり使用しない!!

なんてお話しを聞くことが多いのですが

実際の違いは何なのか??また電気代は??

を簡単にご説明!!

 

そもそも「冷房」と「ドライ」は、エアコン

仕組みとしては「一緒」

 

 

まず、簡単にエアコンの仕組みをご紹介。

上の写真の薄いアルミの板が室内機の

熱交換器。室外機にも同様の熱交換機が

設置されているんです。

例えば

お部屋を冷房する時は、室内機の冷やされた

熱交換機が室内の空気から「熱だけを吸収」

そして、

室内機と室外機を1本でつないだパイプ内

の「冷媒(れいばい)」と呼ばれるガスがその

熱を室内から室外に運んで室外機側の熱交換

機で外部に排出しているんです!!

ちなみに

暖房は、その逆の動きをしているだけ!!

 

 

この機能を使って

エアコンの「冷房」は、室内機に取り込んだ

お部屋の空気の「熱」を奪い、お部屋の室温

を下げる目的の機能。

 

そして

エアコンの「ドライ(除湿)」は、室内機に

取り込んだお部屋の空気の「水分」を奪い、

お部屋の湿度を下げる目的の機能。

 

 

上述したアルミ製の板の熱交換機をキンキンに

冷やし、敢えてエアコンの室内機で結露をさせ

て室内の空気から水分を吸収してから

空気をお部屋に戻している仕組み。

 

 

この結露させる仕組みが

夏の時期(冷房)になると、エアコンの室外機

から発生する大量のお水の理由!!

 

実際に、最新のエアコンの「ドライ機能」

電気代がかかる??

と部屋が寒くなりすぎる??

この疑問への回答はコチラ!!

 

最新のエアコンのドライ(除湿)機能には

2種類の方法がある!!

1.弱冷房除湿(ドライ機能)

一般的グレードのエアコンで採用されている

除湿機能はコチラ。

電気代の消費は冷房と変わらないが、

キンキンに冷えた熱交換器を通過した空気が

お部屋を冷やしすぎることも。

 

2.再熱除湿(ドライ機能)

中級グレード以上で、サラサラ除湿などの名称

で、除湿ボタンが2つある機能

こちらは、キンキンに冷えた熱交換器が再度

温度調整をしているイメージ。

お部屋の温度は快適だが、電気代が加熱の分

プラスされる。

 

 

 

エアコンの冷房と除湿(ドライ)は、お部屋の状態

と目的で機能を知って上手に使い分けることが

大切なんですね!!

また

購入するエアコンを選択する際も、ドライ機能

の方法がどちらが採用されているかも

せっかくの機会なので考慮して商品選びを

してみてくださいね!!

 

 

 

日本の夏の過ごし方!!

各お部屋のエアコンの交換リフォーム!!

 

家電量販店とリフォーム会社で、どちらで

購入するかを悩まれるお客様も多いんです!!

 

価格優先グレードでエアコンの素取り換え!!

は、お値段が正義!?(笑)

でも

機能性エアコンやお部屋の断熱向上を併用する

リフォームのご検討の際は、どうぞリフォーム

会社のエアコン交換も一度ご検討してみてくだ

さいね!!

 

お客様のお住まいに合ったエアコンとリフォー

ムをご提案します!!

 

 

”美しく… より快適、安心のすまいへー。

ウェルリフォーム”

創業100年 東証スタンダード上場の

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