【我が家のメンテナンス 高圧洗浄機を使っては行けない外壁材】
今週から多くの企業で始まる「夏休み」
本音では…
「ちょっと休みたいな」
なんて思いながらも、家族サービスに
奮闘するお父様やお母様も多いのでは
ないでしょうか？？
その様な夏休みに
数多くのお客様が実行されることがコレ
「普段はやらない内容の家の大掃除」
一般的なご家庭で「家の大掃除」と言うと
年末に家族総動員で家全体でトイレや浴室
キッチンなどの水廻りから掃除を始める！！
なんてイメージですが
その家のメンテナンスでもある大掃除で
「夏ならでは！？」
の掃除もありますよね！！
外部での作業(お掃除)となる
「窓や網戸の清掃や修繕」
など！！
年始のお正月の準備も行うことから
時間に制限のある年末のお掃除。
また、
気候時期的にも、極寒の中で行う
「外作業」のお掃除は回避される
ご家庭も多いことから
日々の生活で気になっていた
「お住まいの外部のお掃除」
やメンテナンスを、この時期に行われる
ご家庭も多いんです！！
【すまいのプチ知識】
前回のブログで、
「日本の禁忌（タブー）」
と建築業界の中に残る慣習のお話を
させて頂きましたが…
今日のブログは…
日本の伝統的な「忌み嫌う禁忌」ではなく
「科学的根拠に基づく！？」
お住まいのお掃除やメンテナンスの
「タブー」
を簡単にご紹介！！
◆外壁材の種類によっては、絶対に行っては
いけない「高圧洗浄機」で汚れ落とし！！
ご新築で建築をされたり、分譲住宅を購入
されてから、だいたい１０年位が経過して
くると、気になり始める「外壁の汚れ」
一般的な住宅で採用されております
窯業系サイディング材と呼ばれるコンク
リート成型板や左官に塗装を施した外壁
窯業タイルの外壁材も同様ですが
経年をして来ると
様々な「汚れ」が目立ってくるんですね。
特に多くの方々が気にされる黒ずみや
汚れは、
「雨だれ」
「コケ」
「カビ」
の発生。
また、黒ずんで来る汚れの原因は
「車の排気ガス」などの空気中を舞っている
物質が付着している状態。
ココで多くの方々が思われること！！
年末の極寒の中では辛い作業だけど
灼熱の現在(いま)だったら「やる気」が出る！？
毎日の生活で気になっていた外壁汚れの洗浄
作業をやってみよう！！
皆様の危険が無い作業方法での、外壁の洗浄
メンテナンスは、むしろ建築会社としても
定期的なＤＩＹメンテナンスとして推奨を
しているんです！！
上述した外壁汚れの原因の大半のコケやカビ
自動車の排気ガスによる汚れは、
それぞれの付着が「体積」した状態なので
定期的に洗い流して頂くだけで、汚れの
進行を遅くさせたり、目立たなくさせるには
大きな効果が期待できるんですね！！
但し
ココで最もご注意をして欲しい行為が
「洗車で人気の高圧洗浄機」
を使用しての「高性能窯業サイディング」
のお掃除！！
「高圧洗浄機？？」
従来までは主に業務用として使用されて
いた高圧洗浄機。
ガソリンエンジン式や電気式で水道水に
圧力を掛けて強い洗浄力で汚れを浮かし
剥がす仕組みで、建築業界や車業界の
洗車で活躍をしていた清掃機。
近年では「電気式」の小型化された家庭用
高圧洗浄機が人気で、黄砂や花粉対策で
各ご家庭に常備されていることが増えて
いるんですね！！
こちらの「高圧洗浄機」
ご使用されている方は分かると思いますが
外構の塀や玄関エントランスのタイルなど
こびり付いて真っ黒になってしまった
「汚れ」
に噴射すると、みるみると汚れが強い圧力
水ではじけ飛んでくれるんです！！
その…
あまりの洗浄力に時間を忘れてしまい
お掃除に没頭してしまった！！
なんて方々も多いんです！！
その洗浄力を知っている方は、当然…
経年で蓄積された「外壁の汚れ」に対して
も、「高圧の洗浄水」でカビもコケも黒
ずみも雨だれも洗い流してしまえば
お掃除は簡単で、尚且つピカピカのご新
築時の外壁の色柄が蘇る！！
なんて思われると思うんです！！
ココで
ご注意を頂きたいお住まいのメンテナ
ンスの「タブー」
高性能サイディングは
「高圧洗浄機」を使用しての汚れ落と
しは「厳禁」です！！
(写真 ジューテックホーム施工例)
厳密には…
お客様のお住まいで使用されている
外壁材の種類や商品、またその外壁材の
状態により違い
また
高圧洗浄機の機能にもよるのですが
水道水の数倍の水圧力を設定できる
機種で高高圧な洗浄を控えてください！！
が正確な回答。
それでは
ウェルリフォームから、
大きな声でご注意を喚起させて頂く
お客様のお住まいをご紹介
人気の窯業サイディングの高機能
グレード！！
「光触媒やセラミックが施された外装材」
窯業系サイディングを一例に挙げて紹介
しておりますが、
戸建て住宅の外壁で人気のサイディング
材には、色柄の違いだけでなく
商品自体のグレードも３～４種類の商品が
ご用意されているんです！！
そのグレードの違いは、製造メーカー各社
の中でも統一されていて
◆商品の「厚み」
◆商品の最表層に施された「塗料の機能性」
(写真 ジューテックホーム施工例)
グレードの差異を決める「厚み」は
当然、セメント板の厚さが増せば、板自体の
硬度や強度も強くなるのですが、もう一つ
の大切な要素は「意匠性」
(写真 ジューテックホーム施工例)
最新の窯業サイディングの意匠性は、従来
までの単色の板ではなく色の濃淡や石目や
タイル調を演出する細かな着色技術が用い
られているのですが、その表現される
塗装デザインがグレードの違いであること
に加え
高グレードの商品は、よりセメント板が
厚く加工されていおり、デザインを決める
凸凹の深みが、より大きく加工されている
のがセメント板の厚さによる違い！！
そして
もう一つの大切な高グレード商品の
違いがココ！！
「光触媒などの汚れ分解機能」
経年するとついつい忘れがちであったり
建築会社に任せっきりであったお客様は
ご新築をされた時にご選択された外装材
やリフォームで外壁塗装を行った際の
外壁材や塗料をご確認ください！！
特に
近年人気の外壁用サイディング材で
高グレード商品の塗装で使用されている
「光触媒機能」
外壁の経年の汚れの原因のコケや藻
カビや排気ガスや空気中を漂う油汚れ
等を「太陽光」の力で光触媒が分解して
汚れを付着させず、後日、雨が降った
時にシャワーの様に浮き上がらせた汚れ
の元を洗い流す機能なんですね！！
本来は
外壁材や屋根材の大敵となる太陽光の
紫外線や雨を利用して、外壁材に汚れ
成分を蓄積させないセルフクリーニング
の優れた外壁材。
(写真 ジューテックホーム施工例)
この「光触媒」の特殊加工は、
窯業サイディングが製造メーカーで製造
される際に表層面に施す外壁のデザインを
決める「塗料」の更に上面の最表層面に
重ねて薄く「光触媒（酸化チタン)」を
重ね塗りしている構造。
その光触媒機能のサイディング材に、高圧洗浄機
の高圧水量を使用すると
水圧が強すぎて、再表層面の酸化チタンの層が
傷んでしまったり、最悪は剥離してしまう可能性
があるんですね！！
元々、
外壁材のデザインをそのまま透過させる
目的で、シーラー(溶剤)を多量に使用でき
ないことや、酸化チタン自体が接着性が
高くないことも理由なのだとか！！
お客様のお住まいで使用されている外壁材
の製造メーカーの取扱説明書でご確認を
頂きたいですが
一般的には
高機能サイディング材(光触媒)の場合は
①シンナー等の溶剤
②金属タワシ等の硬いブラシ
③高圧水による洗浄やスチーム洗浄
は、正式にご使用を避けてください！！
の表記をされておりますので、ご注意を！！
【すまいのプチ知識 その弐】
あれ！？
でも、我が家の外装を塗装リフォームして
くれたリフォーム会社は、壁材や屋根材に
ガンガン高圧洗浄機で水をかけていたな！？
実はココにも
大きな理由があるんですね！！
太陽光の紫外線で傷んでしまったり
カビやコケや排気ガスで汚れてしまった
外装材を、美観と防水性を再生する為に
行う外装塗装リフォーム。
プロの塗装業者が実行する高圧洗浄には
大きく２つの理由があるんですね。
一つは、再度塗装を施す為に塗装面を
綺麗に洗浄すること！！
汚れていると、塗り直す塗料が綺麗に
接着しないことを回避する為ですね。
そして
もう一つの高圧洗浄の理由
「ケレン」
素地調整とも言うのですが、敢えて高圧洗浄水
やワイヤーブラシなどを使用して、屋根材や
壁材の新品時に施されている塗料や汚れを
”わざと” 剥離しているんですね！！
溶剤の塗料が残っていると、新たに施す
溶剤の塗料が弾けてしまい綺麗に塗装が
仕上がらなかったり、塗り直す塗料の
接着性が低下してしまうからなんですね！
(写真 ジューテックホーム施工例)
この暑い時期だからこそ
やっぱり気になる外装を洗浄したい！！
そんな方々は
①洗浄に使用する水量(水圧)は、あくまでも
水道水のホースレベルで。
②しつこい汚れは、外壁用専用洗剤を使用。
但し
洗浄後の洗剤は、しっかりと洗い流すことが
基本。
③さらにしつこい汚れは、柔らかいスポンジ
で優しく拭き掃除
④脚立などを使用しての２階の洗浄はＮＧ
プロにお任せしましょう。
⑤たっぷりの洗浄水で、汚れも洗剤も
しっかりと洗い流す。
⑥洗浄水は、上部から水が下に流れる様に。
特にサイディング板とサイディング板の
つなぎ目は、下から強い水を掛けない事。
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